キャリアパスは逆順に考える
インフラエンジニアやその他のエンジニア、その他の職業全てに言えることですが、キャリアパスを考えているのといないのとでは、その後の進行に際して大きな障害があったとき、簡単に乗り越えることはできません。しかしながら、多くの人がキャリアパスを考えようとすると難しく考えてしまい、なかなか思ったようなキャリアパスを組めないのではないでしょうか。
キャリアパスというのは、インフラを整備するのにとてもよく似ています。インフラは、道を整備してそれを運用し、保守するのが仕事です。それと同じように、キャリアパスもまずは整備してあげてそれに沿うように動き、外れないように己を自制するというのが根本的な考え方です。ここまではキャリアパスに関することについて書きましたが、次はいよいよどうやってキャリアパスを考えていくかについての話をしたいと思います。
キャリアパスを考える際に、みなさんはどのような方法で組んでいるでしょうか。よくやってしまいがちなのは、目先のことから考えてしまうということです。実は、それはとても危うい組み方といえます。たしかに、目先のことというのはすごく気になるものです。しかし、それでは全然目処が立ちません。この方法は、さまざまなところで言われていると思います。この方法を耳にしたことがある人も初めて聞いた人も、再認識するのがおすすめです。
方法は、「逆順」に考えていくのです。まず、自分が到達したいところを定めます。この時、結構具体的に決めてしまう人が多いのですが、難しい考えは捨てて漠然とした考え方をしてください。例えば、「月◯十万円稼ぐエンジニアに成る」や「誰からも認められる人になる」などです。その次に、その目標に追い付くためには何が必要かを考えていきます。最終的に、自分が今一番できそうなことを考えると、これでキャリアパスの第一段階が完成です。この状態でも、そこそこ満足いくものができると思います。しかし、もっともっとと思う人は、もう一度逆順で考えなおして何度も洗練していくことで、具体的なキャリアパスを築いていくことができるのです。
大事なことは、難しく考えないことです。そして、目先のことにとらわれるのではなく、ずっと先のことを考える。これだけで、今までできなかった作業が楽に進められるようになります。〈関連リンク:http://career-infraengineer.com/〉